ロジスティクス川崎汽船は1日、マレーシア国営石油ガス会社ペトロナスグループ向けの新造LNG船2隻が完成したと発表した。5月29日に「Puteri Johor」(プテリ・ジョホール)、6月30日に姉妹船「Puteri Kedah」(プテリ・ケダ)が、いずれも中国の滬東中華造船で完成。両船は川崎汽船の合弁会社を通じて保有され、ペトロナス向けの長期用船に投入される。

▲Puteri Johorの外観(出所:川崎汽船)
両船は4月30日に命名式を実施しており、船名はマレー語で「姫」を意味するPuteriと、マレーシアの州名であるJohor、Kedahに由来する。主要目は全長299メートル、型幅46.4メートル、タンク容積17万4000立方メートル、速力19.5ノット。推進機関にはガス焚き低速ディーゼル機関のX-DFを採用した。
LNG(液化天然ガス)需要はアジアを中心に中長期的な輸送需要が見込まれる一方、脱炭素対応やエネルギー安全保障の観点から、安定輸送体制の確保が船社と荷主の双方にとって重要な課題となっている。川崎汽船は中期経営計画でLNG輸送船事業を成長分野の一つに掲げており、長期契約を通じて収益基盤の安定化を図る。
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