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通販貨物の取り込み図る

SGHD、米国法人が稼働開始

2014年3月3日 (月)

国際SGHD、米国法人が稼働開始SGホールディングスは3日、同社グループの海外事業統括会社「SGホールディングス・グローバル」(SGG)が昨年11月に米国カリフォルニア州で設立した100%出資子会社「佐川USA」が18日からサービスを開始する、と発表した。

同社グループはこれまで、海外代理店を通じて米国から日本への国際通販貨物などを取り扱っていたが、健康志向を背景にサプリメントなどの日本への個人輸入が増加するなど、国際通販貨物の市場が拡大してきたことから、佐川急便の国内ネットワークを生かした「自社グループによる、高品質な一貫物流サービスの提供が求められている」と判断した。

新会社は、日本向けの越境通販会社が多く立地しているロサンゼルス近郊に本社を置き、通販貨物の取り扱いを自社で実施するとともに、クーリエ業務や航空・海上による企業間の国際貨物輸送、倉庫サービスなども提供する。

将来的には市場の拡大に応じて米国の他地域への拠点開設、米国からアジア地域への国際通販貨物の取り扱いなども検討していく。

SGGは、これまで傘下の14か国、22法人を通じて中国やASEAN地域を中心に国際・海外事業を展開していたが、カリフォルニア州への進出を1つのステップとして米国市場への本格展開を目指す。