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ゆうパック基本運賃を平均10%値上げへ、 10月から

2026年7月3日 (金)

サービス・商品日本郵便(東京都千代田区)は3日、ゆうパックの基本運賃を平均10%引き上げると発表した。実施日は10月1日。人件費や燃料費の高騰に対応し、安定的で高品質な物流サービスを維持する狙いがある。あわせて、ゆうパケットの運賃区分統一や、バーコード付郵便物の割引率縮小なども同時に実施する。

ゆうパックの基本運賃は、荷物のサイズや配送距離で改定率が変わり、引き上げ幅は最低2%から最高40%となる。関東発近畿着の場合、60サイズは現行の990円から1090円に、170サイズは3750円から4500円にそれぞれ値上げする。包装用の箱などの価格もおおむね10%引き上げる。これらは5月に公表した収支改善計画の一環であり、同社は2028年度までに全体で715億円の収益改善を見込んでいる。

その他のサービスも見直す。ゆうパケットは厚さ1センチ以内と2センチ以内の区分を廃止し、3センチ以内向け運賃の360円に統一することで窓口業務の効率化を図る。これはEC(電子商取引)の拡大で3センチに近い荷物が増加した実態に合わせたものだ。また、クリックポストは運賃を185円から240円に見直すとともに、サイズ上限を拡大し、差し出し方法を郵便ポストへの投函のみに変更する。

日本郵便は改定の背景について、社内のデジタル活用や業務効率化だけではコスト増を吸収しきれない水準に達したと説明。「安定的に荷物を配達できなければ最大の不利益になる」と、将来にわたるサービス品質維持への理解を求めた。なお、同日の記者会見では法人向け契約の扱いを問う声も出たが、一斉改定を見送り、各社の契約更新時期に合わせて個別に交渉を進める方針を示した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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