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ワースト5か国は中国、トルコ、米国、韓国、インドの順、イントラ調べ

海上コンテナ輸送の情報品質、香港が最高点

2014年3月6日 (木)

調査・データ世界最大の海上輸送向けマルチキャリア電子取引ネットワーク「INTTRA」(イントラ)は6日、包括的な海上輸送情報品質プログラムの結果を発表した。世界の海上コンテナ輸送業界が提供する運送会社データの品質や独占的な知見を明らかにした。

このプログラムは、月次運送会社スコアカード「イントラ・インサイツ・プラットフォーム・フォー・ビジビリティー」と、「イントラ・オーシャンIQプロフェッショナルサービス契約」で構成。海上輸送会社と共同で、グローバル海上輸送データの完全性、正確性、適時性を評価する標準的なシステムを提供するために作られた。

これにより、運送会社はデータの問題がどこにあるかを容易に判別し、問題解決の早期化と輸送情報品質向上のため、体系的な変化の推進に役立てることができる。

初めて発表された今回のプログラム結果では、質の高いデータの提供でAPL、ハパッグロイド、UASCの3社が抜きん出ていることが明らかになった。

ランキングは、イントラネットワークの出荷者から提供された運送計画と一致した輸送状況イベントの分析から得たもので、イントラのグローバル電子取引プラットフォームに登録されているすべての運送会社は、情報の完全性や、特定のイベントのマイルストーン、地域、港・ターミナルなどの観点から、データ品質に関するすべての情報を見ることができる。

2013年9月のプログラム開始以来、イントラは参加運送会社と協業し、全体的なデータ品質を11%改善。運送会社はイントラ・インサイツ・プラットフォームを通じ、状況イベント情報の不足、遅れや不一致が原因のシステム上の問題点を容易に見つけ出し、データ品質向上につながる変更を行うことができるため、顧客は効果的に出荷を管理できるようになる。

このほかの主なプログラムの実施結果のうち、データの完全性の点で情報品質のスコアが特に高かったのは香港、チリ、タイ、カナダ、オーストラリアの5か国(スコア順)で、逆にデータ品質のスコアが特に低かったのは中国、トルコ、米国、韓国、インドの順となった。

イントラの発表によると、情報品質スコアの高いベスト5地域は未完了の配送全体の5%に相当し、ワースト5地域は47%の量を占めた。

■詳細は下記URLを参照。
http://www.inttra.com/data-equality?msc=top3pr