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冷凍・冷蔵スペースと流通加工機能備え年内稼働目指す

セイノーHD、韓国・釜山に第2物流センター建設

2014年3月6日 (木)

ロジスティクスセイノーHD、韓国・釜山に第2物流センター建設セイノーホールディングスは6日、2012年の5月から提供している「釜山・プラットフォーム・プロジェクト」(PPP)が好調なため、韓国・釜山市で年内の営業開始を目指して第2物流センターの建設を始めたと発表した。

釜山港はFTZ(自由貿易地域)に指定されている、コンテナ取扱量世界5位のハブ港で、各地からのコンテナの積み替え拠点として成長している。

PPPは、この釜山港の機能・メリットを活用したセイノーグループのロジスティクスサービスで、製品を輸出入する際に、日本国内ではなく釜山港で保管・加工作業を行うことで、顧客にコストメリットを提供していくもの。

釜山には、韓国側のパートナー企業「MSディストリパーク社」の大型倉庫(床面積2万3000平方メートル以上)が既に稼動しており、サービスの開始以来、順調に取扱物量が増加し、昨年12月の稼働率は90%以上となっていることから、年内の営業開始を目指して、同センターの近接地に第2物流センターを建設することにした。

第2物流センターは敷地面積3万1000平方メートル、延床面積3万5000平方メートルの6階建てとする計画で、このうち1万5000平方メートルを熊東背後物流団地で初の冷蔵・冷凍倉庫とする。食品や精密機器、半導体などの保管・流通加工業務の需要を見込んでおり、既に複数社から引き合いがあるという。