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主機関、発電機機関に二元燃料エンジンを採用

川崎重工、3800台積み自動車船2隻を受注

2014年3月7日 (金)

荷主川崎重工業は7日、ノルウェーのユナイテッド・ヨーロピアン・カー・キャリアーズ社と、3800台積み自動車運搬船2隻の造船契約を締結したと発表した。

受注した自動車運搬船は、中国南通市の南通中遠川崎船舶工程(NACKS)で建造し、ともに2016年後半に引き渡す。

自動車運搬船としては世界で初めて主機関、発電機機関に二元燃料エンジンを採用し、舶用燃料油、天然ガスを燃料として使用できるのが特徴。主に天然ガス燃料を使用することにより、硫黄酸化物(SOx)の排出量を大きく削減し、欧州で予定されている厳しい排出規制をクリアできる。

また、耐氷仕様を採用し、バルト海の厳しい氷海域の航行にも対応する。

■船舶の概要
全長:181m
幅(型):30m
深さ(型):30.22m
満載喫水(型):9.6m
積載台数:3800台
主機関:MANB&W8S50ME-C8.2-GIディーゼル機関1基
発電機機関:二元燃料4サイクルディーゼル機関3基
船級:ロイド船級協会(LR)