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物効法認定受け拠点集約

埼九運輸、所沢市に新物流施設建設、輸送効率高める

2014年3月11日 (火)

拠点・施設埼九運輸(埼玉県狭山市)は、物流総合効率化法に基づく総合効率化計画の認定を受け、同県所沢市に1万400平方メートルの物流施設を建設する。

同社は現在、複数の荷主から貨物を預かり、輸送・保管・荷捌き・流通加工を一貫して提供しているが、自社施設が分散していることに加えて、手狭になっていた。賃貸の外部倉庫を利用しているものの、横持ち輸送の発生など非効率な物流体制となっていることから、施設の集約化を図ることにしたもの。

併せて、配送エリアが重複する輸送をすべて共同輸送にシフトすることで積載率の向上を図り、拠点集約による輸送距離の短縮効果を実現するため、関越自動車道所沢ICから4.5キロの地点に「所沢ロジスティクスセンター」(仮称)を整備する。

この取り組みによるCO2の削減量は195トンを見込んでおり、現行に比べて12%減らすという。計画は2013年11月25日に申請し、ことし1月9日付で認定を受けた。

埼九運輸は75年6月に創業した運送会社で、保有車両数は140台、年商は17億円。

■認定された総合効率化計画のフロー(出所:関東運輸局)
<現行>
埼九運輸、所沢市に新物流施設建設、輸送効率高める(1)

<新センター稼働後>
埼九運輸、所沢市に新物流施設建設、輸送効率高める