環境・CSR岩田産業(福岡市博多区)は20日、熊本地震の被災地に長期保存可能なパンの缶詰「救缶鳥」300ケースを届ける支援活動に取り組んでいると発表した。パン・アキモト(栃木県那須塩原市)と連携し、岩田産業の自社物流網を活用して被災地への迅速な物資供給を進める。
地震発生後、パン・アキモトから支援活動の申し出があり、救缶鳥300ケースの提供が決まった。第1便の100ケースは8月3日に岩田産業が被災地へ届けた。残る200ケースも現地の状況や支援ニーズを確認しながら順次届ける。

▲福岡本社で「救缶鳥」をトラックに積み込む様子(出所:岩田産業)
今回の地震では岩田産業の熊本支店も被災し、メーカーから熊本方面への通常の物流が一時停止した。同社は飲食店やメディカル・給食施設などへの食品供給を維持するため、自社便と事業所間の連携によって熊本への物流を確保した。
北九州地区のメーカーからの商品を北九州支店の車両で福岡まで輸送し、福岡本社の社員が熊本支店まで届けるなど、複数拠点をつないで供給を継続した。通常物流が混乱する中でも熊本向け自社便を維持していたため、救缶鳥についても既存の物流網に載せて被災地へ輸送できたとしている。
岩田産業は2023年から救缶鳥プロジェクトに取り組み、24年の能登半島地震でも備蓄していた5ケースを被災地へ直接届けた。今後は災害時の初動をさらに早めるため、九州・山口の各事業所で救缶鳥を平時から備蓄する体制づくりを進める。災害発生時には地域の顧客や自治体、関係企業と連携し、必要な場所へ迅速に届ける体制を構築する。
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