荷主東陽テクニカ(東京都中央区)は24日、日本自動車研究所(JARI、茨城県つくば市)に納入したVILS統合システム「ドライビング&モーションテストシステム」(DMTS)に、新たなレーダーターゲットシミュレーターを組み込んだと発表した。
DMTSは東陽テクニカが2023年12月にJARIへ納入した。実車両とシミュレーション環境を連携するVILS技術を活用し、実車にハブダイナモメーターを直接接続。ソフトウェア上で再現した周辺環境や交通状況と連動させることで、施設内で実車走行を再現した試験を行える。天候などの影響を受けず、試験の再現性を確保でき、開発サイクルの短縮につながるとしている。

▲JARIに納入した「DMTS」(出所:東陽テクニカ)
今回、より幅広い車両に対応するため、ドイツのローデ・シュワルツ製レーダーターゲットシミュレーターを追加した。車載レーダーエコー発生器「R&S AREG800A」とアドバンスドアンテナアレイ「R&S QAT100」で構成し、車載レーダーセンサーの試験時に疑似的なターゲットを生成する。複数ターゲットの再現や角度方向を含むシミュレーションに対応する。
JARIでは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業の一環として「電動車両シミュレーション基盤」を研究開発している。東陽テクニカはJARIでの研究開発を支援するとともに、VILS統合システムの展開を推進し、自動車業界における研究開発の効率化と高度化につなげる。
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