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小口貨物輸送需要の増加に対応

日通、露ウラジオストク向け海上混載サービス開始

2014年3月18日 (火)

サービス・商品日本通運は18日、日本発海上混載一貫輸送サービスの新たな仕向地としてロシアウラジオストクを追加し、今月1日から販売を開始したと発表した。

この混載サービスは、同社の海外ネットワークを活かして現地法人「ロシア日本通運」のウラジオストク営業所を窓口とすることで、発着ともに日通グループによる高品質な一貫輸送を提供するもの。

国内11港(東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、博多、石狩、苫小牧、新潟、富山、金沢)から発送でき、ウラジオストクでコンテナから取り卸し、輸入通関の後、ハバロフスクなど極東内陸地への配送も日通が対応する。

ウラジオストクはロシア極東部に位置する商業都市で、2012年にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催され、日本を含むアジアからロシア内陸部へのゲートウエーとしてインフラ開発などが進んでいる。

これに伴い、プラント輸送需要や日本から保守部品などの小口貨物輸送需要も増えていることから、日通では、既に鉄道を利用したロシア国内各地向け鉄道輸送サービスや、ロッテルダムを起点としたモスクワ向け混載トラックサービス「EB3000」などを展開しており、今回のウラジオストク向け海上混載サービスも新たに追加したことで、物流ニーズへの対応力を高めた。