ロジスティクス日本通運は23日、舞鶴港からウラジオストク向けの輸送日数を7-10日短縮する海上混載輸送サービスを7月1日に開始すると発表した。リードタイムはCFS(コンテナフレイトステーション)間で6日、持ち込みから引き取りまで最短で7日。
舞鶴港から鳥取県・境港、韓国・東海(ドンへ)港を経由し、ウラジオストクまでコンテナの積み替えなく直行する。舞鶴CFS(コンテナフレイトステーション)の引き受け締め切り時間を毎週金曜日午前中とし、ウラジオストクで最短翌週金曜日から荷物を引き取れるようにする。
ウラジオストク向け少量貨物の輸送は、(1)航空輸送(2)釜山経由の海上混載輸送(3)コンテナ1個借り切り――の3つの手段があるものの、それぞれコストやリードタイムに課題があった。
日通の新サービスは輸送期間が短くなるだけでなく、ラベル貼りなどの流通加工、着地の通関、国内配送手配に対応。課題となっていたコスト・リードタイム両面を改善しつつ、サービスレベルも引き上げる。