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SBS、物流一括受託体制整え食品3PL拡大

雪印メグ、供給基盤強化へSBSフレックの株式追加取得

2014年10月2日 (木)

フード雪印メグミルクとSBSホールディングスは2日、SBSグループで食品物流を全国展開するSBSフレックとともに資本・業務提携の基本覚書を交わしたと発表した。これに伴い、SBSホールディングスは所有するSBSフレックの株式のうち、議決権総数の28.98%を雪印メグミルクに譲渡する。

これにより、雪印メグミルクが所有するSBSフレックの株式持分比率は、取得前の5%から33.98%に引き上げられる。SBSホールディングスの持分比率は65.99%となるが、連結子会社としての位置付けは維持。

雪印メグミルクは、自社の物流業務を委託しているSBSフレックとの結び付きを強めることで、これまで以上に製造拠点と物流機能の連携を進め、サプライチェーン基盤となる物流拠点や輸配送機能が活用しやすくなる可能性がある。

SBSグループは、旧雪印物流を前身とするSBSフレックを通じ、雪印メグミルクとの関係を強化することにより、荷主企業と一体となった物流の最適化を図り、ニーズが高まる食品物流の競争力を高める狙いとみられる。

SBSフレックは食品分野で3PL受託体制を強固にし、総合物流で3PL事業を拡大するグループ会社のSBSロジコムとともに、「全方位の3PL」を掲げる同社グループの事業戦略に沿った展開が期待される。