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TLロジコム、新しい参議院議員会館の館内物流を開始

2010年7月1日 (木)

ロジスティクス新参議院議員会館SBSグループのティーエルロジコムは1日、東京都千代田区永田町に同日開館した参議院新議員会館にデリバリーセンターを開設し、集荷・配送される宅配物や郵便物の一括管理と共同集配を行う館内物流業務を開始した。これにより新議員会館での集配時間の短縮、館内の安全確保を実現するとともに、混雑緩和を図ることで環境負荷低減につなげる。

 

館内物流を開始した新議員会館は、地下3階地上12階建て、延べ床面積約10万平方メートルで、議員事務室242室が設けられている。設計当初から「参議院議員の活動拠点にふさしいセキュリティの確保や効率的な集配システムの構築」が目標となっていた。

 

宅配物や郵便物の議員室への配達・集荷、発送代行などを7人の体制で行うことになっているが、要となるのはティーエルロジコムが開設するデリバリーセンターで、議員宛ての宅配荷物などはすべて同センターで受け取り、警備会社によるX線検査で安全を確認した後、同社のスタッフが議員室へ配達を行う。また、発送物はこの逆のルートを辿る。

 

ティーエルロジコムが受託した館内物流は、渋谷マークシティ、大崎のThinkParkタワーに続くもので、同社では「大型施設では、郵便や大手宅配業者からバイク便まで多種多様な業者が常時出入りし、搬出入を繰り返す。館内物流は単なる荷物の集約ではなく、いかに効率よく管理するかが重要」と実績の積み重ねによる業務ノウハウを強調。今回の受託業務についても、荷物管理の情報システム、入場から退場までのルール、荷捌き場や搬出入動線、ドアの仕様――といった同社の館内物流ノウハウを投入した。