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三井不動産、新たに4施設、総延床面積100万m2に

2015年3月3日 (火)

拠点・施設三井不動産、新たに4施設、総延床面積100万m2に三井不動産は3日、ロジスティクス事業に関する記者説明会を開き、4月から新設するロジスティクス本部の本部長への就任が内定している三木孝行執行役員ロジスティクス事業部長が今後の開発計画などを説明した。

会見で三木氏は新たに千葉県柏市、神奈川県平塚市(2物件)、愛知県小牧市で4物件の開発を行うと発表。これまでに手がけてきた「MFLP横浜大黒」「GLP・MFLP市川塩浜」「MFLP八潮」「MFLP久喜」「MFLP厚木」「MFLP船橋」「MFLP船橋西浦」「MFLP日野」「MFLP堺」に加え、同社の開発・運営施設数は全13物件となり、総延床面積は100万平方メートルに拡大する。

同社は2013年7月の記者会見で、国内で高まる大規模な物流施設需要に対応し、17年度までに物流施設で2000億円を投資する目標を掲げていたが、今回の4物件で1600億円に達する。

三木氏は物流施設に特化したリートの組成時期について「最低1000億円程度のアセットが整った段階」で具体的な検討に入ると言明していたが、この「目安」を大幅に上回る投資額となることを受け、4月1日付でロジスティクス本部にロジスティクスリート準備室を新設する。今後は年間3、4物件を目安に進めていく方針。

■三木孝行氏(三井不動産ロジスティクス事業部長)の会見要旨
――今後、2000億円の投資資金を拡大していく考えは。

三木氏:ない。2000億円を超えてはならないと考えている。超える場合は資金を回転させて対応する。

――用地、建築費、競合環境の事業環境をどうみているか。今後の見通しは。

三木氏:用地は競合が激しく、ハイレベルな入札になっている。入札は本当に勝負をかける物件以外は入札を避けて相対取引に注力していく。建築費についてもクオリティ重視で取り組んでいきたい。かつて新規参入した際は厳しい見方が多かった。しかし、競合するとみられている大手他社とは親しくお付き合いし、いい関係を保てている。いいものをいい場所に作っていけば、今後の見通しも悲観はしていない。

――既存の9棟は既に利益を生み出しているのか。

三木氏:竣工したのは6物件。このうちテナントが確定したのは9割。償却もあり、直ちに利益を生み出すわけではないが、長期的に収益を出していく。堺、船橋、日野はいい収益になっていくだろう。

■新規開発施設(概要)
三井不動産、新たに4施設、総延床面積100万m2に名称:三井不動産ロジスティクスパーク柏(MFLP柏)
所在地:千葉県柏市青田新田飛地字向割259-1
敷地面積:1万5500平方メートル(4688坪)
延床面積:3万1400平方メートル(9498坪)
構造:地上4階建/RC・S造
着工:2014年12月
竣工:2015年11月

三井不動産、新たに4施設、総延床面積100万m2に名称:三井不動産ロジスティクスパーク平塚(MFLP平塚)
所在地:神奈川県平塚市西真土2
敷地面積:1万6300平方メートル(4930坪)
延床面積:3万3200平方メートル(1万43坪)
構造:地上4階建(構造未定)
着工:2015年12月
竣工:2016年11月

三井不動産、新たに4施設、総延床面積100万m2に名称:三井不動産ロジスティクスパーク小牧(MFLP小牧)
所在地:愛知県小牧市本庄2038
敷地面積:2万3700平方メートル(7169坪)
延床面積:3万8900平方メートル(1万1767坪)
構造:地上4階建(構造未定)
着工:2016年1月
竣工:2017年1月

三井不動産、新たに4施設、総延床面積100万m2に名称:三井不動産ロジスティクスパーク平塚Ⅱ(MFLP平塚Ⅱ)
所在地:神奈川県平塚市大神地区土地区画整理事業地内産業系C街区
敷地面積:2万3400平方メートル(7078坪)
延床面積:4万3400平方メートル(1万3128坪)
構造:地上3階建(構造未定)
着工:2017年9月
竣工:2018年9月