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日通が名鉄運輸と提携、31億円で株式20%取得

2015年12月25日 (金)

ロジスティクス日本通運は25日、名鉄運輸の株式20%を2016年4月1日に31億5000万円で取得すると発表した。両社は資本業務提携を結び、特に特別積合せ貨物運送事業の強化を図る。

株式は名鉄運輸親会社の名古屋鉄道から342万株、三井住友信託銀行などの金融機関から308万株の合わせて650万株を2016年4月1日付で取得する。日通による株式取得は名鉄運輸による信州名鉄運輸の完全子会社化を前提としている。

業務提携では、特積み輸送ネットワークの相互利用、引越・鉄道コンテナなどの補完関係がある物流サービスの連携強化、アセットの共同利用や情報システムなどの共同開発、仕入・購買の共同化による原価の低減――を目的として掲げた。

両社は一部の地域で特積みの共同配送や施設の共同利用を行ってきたが、特積み市場は大幅な成長が見込めず、ドライバー不足の深刻化など「外部環境の変化に対応するためにも、より強固な関係を築くことが両社グループにとって有効」と判断した。

日通が名鉄運輸と資本業務提携、31億円で株式20%取得