EIZO、倉庫･修理拠点併設の新工場竣工

拠点・施設EIZO（石川県白山市）は2日、特定用途向けのコンピュータ用モニターを増産するため、30億円を投じて本社敷地内で建設を進めていた新工場棟（C棟）が竣工した、と発表した。

C棟は本社工場（S棟、白山市）、EIZOエムエス羽咋工場（羽咋市）、同七尾工場（七尾市）に続く国内4番目の生産拠点で、稼働後は生産能力が30％増強される。主にメディカル・産業など特定用途向けモニター需要に対応する。

隣接する延床面積1万3000平方メートルの既設工場棟（S棟）と2-4階部分が渡り廊下で接続しており、工場全体の効率的な生産体制の拡充を図るとともに、将来の需要拡大にも柔軟に対応できる生産、物流スペースを確保した。

また、コンピュータ用モニターのリペア、メンテナンスなどのアフターサポートを担うEIZOメンテナンスセンター（石川県七尾市）の機能を新工場棟5階に移設し、分散していた修理拠点の集約を図る。

■新工場棟の概要
所在地：石川県白山市下柏野町153
建屋概要：延床面積15000平方メートル鉄骨地上5階建
主な用途：生産ライン、倉庫、修理サポート施設、試験評価施設
主な生産製品：コンピュータ用モニター（主に特定用途向け）
工期：着工2015年2月、竣工2016年2月
稼働開始：2016年6月
投資金額：30億円