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日通、日本・マレーシア両国でハラール輸送認証

2016年3月7日 (月)

認証・表彰日通、日本・マレーシア両国でハラール輸送認証日本通運は4日、日本ハラール協会(JHA)から倉庫、輸送に関するハラール認証を2月26日付で取得した、と発表した。2014年12月にマレーシアのイスラム開発局から同国内でのハラール輸送認証を取得したのに続くもので、日本国内とマレーシア国内の両方で、日系物流企業がハラール輸送の認証取得を受けたケースは初めて。

イスラム開発局のハラール認証は、世界で複数ある認証の中で最も厳しい基準といわれており、JHAがイスラム開発局と相互認証を行っていることから、日通はJHAの認証を機に、「より高いレベル」でハラール一貫輸送を提供していく。

自社グループで一貫輸送することにより、ハラールで重要視される高いトレーサビリティ(輸送経路、経歴の追跡)が可能になる。

今回の認証に際し、同社東京海運支店の東京食品ターミナル事業所(東京都大田区)内にハラール専用エリアを設け、搬出入、保管、倉庫内作業を対象にハラール対応の作業環境を確保した。

日通、日本・マレーシア両国でハラール輸送認証認証は、専用のカゴ型台車にハラール製品を積載して運ぶ方式で取得しており、この方法を採用することで、「トラック1台に満たない小ロット貨物の輸送が可能となる」(日通)としている。