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兵庫県が姫路港のあり方案、須加地区へコンテナ貨物集約

2016年6月16日 (木)

国内兵庫県は17日、2028年度以降を目標年次とする姫路港の整備・利用方針のあり方案を公表し、パブリックコメントの募集を開始する。あり方案では、物流、交流・生活、環境、安全・安心の4分野に分け、物流分野では広畑地区のバルク貨物取扱機能の強化を打ち出す。

具体的には、世界的に進む船舶の大型化に対応し、大水深岸壁の利用需要が大きい「バルク貨物の拠点化」を図るため、分断された埠頭用地の解消に取り組み、利用しやすい荷捌き・保管用地を確保する。

広畑地区への陸上アクセス利便性を高めるため、国道250号線などの東西軸の混雑解消に努め、道路部局と連携しながら背後道路ネットワーク機能を強化する。

このほか、現計画から引き継ぐ形で広畑・浜田地区と神戸港間の内航フィーダー航路の開設を目指す一方、「さらなる将来を見据え」、姫路港のコンテナ取扱地区を須加地区に集約していく方針を示す。須加地区の東側で扱っているバラ貨物をコンテナに転換し、交流拠点としての景観向上を図る。

工場・物流施設の立地促進策としては、臨海部の交通機能の向上を図ることで「民有の低未利用地」の活用を促す。

パブリックコメントの集約後、4回目となる検討会を開いて取りまとめを行う。その後は将来像の実現に向けた整備計画を17年度中に作成する。