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三井造船、シリーズ16番目の省エネ船引き渡し

2016年10月5日 (水)

荷主三井造船は4日、千葉事業所(市原市)で建造していたエスビーアイアポロシッピング社(マーシャル諸島)向け載貨重量6万トン型ばら積み貨物運搬船「エスビーアイアポロ」が完成し、同日引き渡したと発表した。

同船は、環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の3弾、6万トン型バルクキャリアー「neo60BC」の16番船となる。従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、56BCから大型化しつつも、港湾や航路の汎用性を維持している。

石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆などのばら積み貨物のほか、長尺物やホットコイルといったの半製品輸送も対応可能。船首・船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した。

主機関にはマルポール条約のNOx排出規制(ティア2)を満たした電子制御エンジンを搭載し、幅広い出力域で低燃費を実現している。

■主要目
全長:199.99メートル
幅(型):32.25メートル
深さ(型):18.5メートル
総トン数万3万4507トン
載貨重量:6万437トン
主機関:三井-MANB&Wディーゼル機関6S50ME-B9.3 1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
定員:24人
船級:ABS
船籍:リベリア
引渡日:2016年10月4日