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日本自動車ターミナル、板橋TTを全体再開発

2017年6月26日 (月)
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拠点・施設日本自動車ターミナルは26日、板橋トラックターミナル(東京都板橋区)の再開発を行うと発表した。

同社は、東京が抱える物流の課題に応える大都市物流戦略「メトロポリタン・ロジスティクス」の具現化に向けたトラックターミナルの再開発を進めている。

メトロポリタン・ロジスティクスは、物流拠点に求められるリードタイム(配送時間の短縮)、レイバー(労働力確保)、キャリアリンク(輸送モードの連携)、コンティニュイティ――の4つの機能を備えた施設のことで、板橋トラックターミナルでも、多様化する新たな需要に応えるため、2021着手を目指して、再開発の実施計画を策定する。

供用開始後47年を迎える板橋トラックターミナルでは、施設の老朽化とともに地下配送センターでの天井有効高の不足や車両の進入制限などの機能低下がみられるため、全ての既存荷扱場の解体を順次行い、荷扱場と配送センター機能を併せ持つ高機能型複合物流施設を建設し、土地の有効活用を図る。

また、災害に強いトラックターミナルの構築に向け、免震構造の採用や環境対応策として省エネ機器の採用、豊富な緑地の配置、利用者の憩いの空間づくりも計画する。

なお、京浜トラックターミナルでは、高機能型物流施設「ダイナベース」の18年7月竣工に向け、ことし3月から建設工事に着手した。葛西トラックターミナルでは、利用者のニーズに応えるオーダーメイド型施設の計画を推進している。

■板橋トラックターミナル概要
所在地:東京都板橋区高島平6-1-13
敷地面積:11万5828平方メートル
供用開始:1970年10月
バース数:320バース