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佐川GL、海外へ物流加工シフトし荷主の物流短縮

2017年9月19日 (火)

ロジスティクスSGホールディングス傘下で国内ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクスは19日、タカキューがベトナムで生産するドレスシャツをSG佐川ベトナムのトゥーソン倉庫へ入荷し、検品、店舗別アソート、国内配送伝票の貼付といった物流加工を経て日本国内のタカキュー店舗まで納品する国際一貫物流を8月18日に開始した、と発表した。

タカキューでは、8月下旬と2月下旬の年2回の季節物量が3-5倍に増加するため、キャパシティオーバーによる店舗への商品供給の遅延、仕分けスペースと人員確保が課題だった。

佐川グローバルロジスティクスは、名古屋市港区の同社物流拠点「港SRC」で商品入荷後に実施していた物流加工を佐川ベトナムへ移管することで、出荷の優先順位の高い物からコンテナに積載、日本国内に到着後、港SRCでデバンニングし、直ぐに店舗へ発送することで商品供給のリードタイムを最大3日間短縮した。

また、労働人口が多いベトナムで作業を実施することにより、安定した作業者を確保するとともに、全体の物流コストを11%削減した。

海外の物流加工からフォワーディング、通関、国内配送までをSGホールディングスグループが一貫して請け負うことで、情報の見える化・コストの透明化を実現。国内の繁閑差をなくすことで働き方改革につなげる取り組みとして、今後も拡大を図るとしている。