産業機械受注高4146億円、内外需とも2ケタ増

調査・データ日本産業機械工業会が11日発表した、8月の産業機械受注状況は、内外需とも2ケタを超える伸びを示し、受注高が4146億5900万円（前年同月比33.5％増）となった。内需は2485億5100万円（17.1％増）、外需は1661億800万円（68.7％増）だった。

内需のうち、製造業向けは28.3％増、非製造業向け36.8％増、官公需向け11.6％減、代理店向け3.9％増加。

増加した機種は、ボイラ・原動機（66.2％増）、鉱山機械（92.1％増）、化学機械（6.8％増）、プラスチック加工機械（24.1％増）、圧縮機（16.2％増）、送風機（19.5％増）、運搬機械（10.4％増）、金属加工機械（31.5％増）の8機種となった。

一方、減少した機種は、タンク（43.8％減）、ポンプ（7％減）、変速機（9.8％減）、その他機械（4.5％減）の4機種。

増加した機種は、ボイラ・原動機（6.1倍増）、プラスチック加工機械（47.6％増）、ポンプ（3.1％増）、圧縮機（73.5％増）、運搬機械（83％増）、変速機（54.8％増）、金属加工機械（31.2％増）の7機種で、減少した機種は鉱山機械（52.9％減）、化学機械（13.9％減）、タンク（83.5％減）、送風機（5.2％減）、その他機械（73.1％減）の5機種だった。

機種別では、ボイラ・原動機が食品、電力、外需の増加で2.8倍増、鉱山機械が鉄鋼の増加で60.7％増、冷凍含む化学機械が化学、窯業土石、電気機械、電力の増加で3.6％増、タンクが石油・石炭、非鉄金属の減少で47.5％減となった。

プラスチック加工機械がその他製造業、外需の増加で36.8％増、ポンプが官公需の減少で4.5％減、圧縮機が外需の増加で39.8％増、送風機が運輸・郵便、官公需の増加で17.4％増。

運搬機械が食品、化学、外需の増加で41.2％増、変速機が外需が増加したものの、窯業土石、官公需の減少で4％減、金属加工機械が非鉄金属、金属製品、外需の増加で31.4％増。プラントは4件で773億5100万円（前年同月は案件なし）となった。