オンキヨー、スピーカー部品の海外生産拠点を再編

拠点・施設オンキヨーは28日、スピーカー部品の海外生産拠点を再編すると発表した。

上海安橋電子での生産を終了し、これまでの生産の一部を広州安橋国光音響に移管、一部を外部への生産委託を行い、上海安橋電子では外注管理業務・研究開発、営業管理業務を行う。今後は広州安橋国光音響を基幹工場とし、マレーシア工場、新設したインド工場と合わせ、グローバルに対応する。

同社の主要事業のひとつであるOEM事業では、主に車載用スピーカーユニットをはじめテレビ、パソコン用のスピーカー部品を供給している。中国に設立した上海安橋電子と広州安橋国光音響がその生産拠点として稼働しているが、市場環境の変化に対応しコスト競争力の強化を目的として生産拠点の最適化を実施している。

その一環として今後市場拡大が見込まれるインド市場へ対応するため、2月にインドでMinda Industries社との合弁会社MINDA ONKYO INDIAを設立、8月から本格的に量産を開始している。

こうしたなか、OEM事業のさらなる拡大を目指し、生産効率の向上、製造原価低減によるコスト競争力の強化を目的に、生産拠点の再編を行うことにした。