オンキヨー、中国・国光電器と合弁会社設立

荷主オンキヨーは3月30日、中国の業務提携先「国光電器股フン有限公司」と、合弁会社を設立すると発表した。

中国で中・高級オーディオやホームシアターシステムの需要拡大が見込めることから、生産、販売の両面からOEM事業の拡大を目指し、同社の音響技術と国光の中国国内でのマーケティング力、販売力など双方の強みを活かした協業体制を築くため、両社出資による合弁会社を設立することにしたもの。

合弁会社は折半出資で設立し、将来的には合弁会社の子会社として日本国内に技術開発を目的とする設計会社を新設。両社の技術部門の交流を図ることで、設計効率を高めていく。

また、オンキヨー子会社の上海安橋電子有限公司を合弁会社の子会社とし、合弁会社が生産を一元管理することで、効率化を目指す。オンキヨーでは、合弁会社の設立を機に、OEM事業だけでなくAV事業を含めて中国での競争力強化を図るとしている。

国光は元国営企業で、部品事業を含むグループ16社からなる業界最大級の規模を持つ。スピーカー、オーディオシステム、関連製品のOEM事業を主力事業として国内外に向け幅広く展開している。