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物流環境大賞に「ハイブリッド式スーパーエコシップ」

2012年5月25日 (金)

認証・表彰日本物流団体連合会(物流連)は25日、今年度の物流環境大賞に宇部興産海運などによる「タンデム・ハイブリッド方式スーパーエコシップ『興山丸』の開発・建造」を選出したと発表した。大賞を含め、6件の表彰を決めた。

 

大賞に選出された興山丸の開発・建造は、宇部興産海運、海上技術安全研究所、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の3者が共同申請したもので、エンジン駆動と電気ポッド推進器を組み合わせた内航貨物船で初めてハイブリッド方式を採用し、省エネ船舶の開発、建造に成功した。在来船に比べ、トンマイル当たりのCO2排出量を20%以上低減、最適航路・船速を提案するシステムを搭載したことにより、4%程度の省エネ効果につなげた。

 

■大賞以外の受賞事業

物流環境保全活動賞
「屋久島電工『炭化ケイ素』の鹿児島から全国までの輸送を鉄道輸送へモーダルシフトすることによる省エネルギー事業」(日本貨物鉄道、日本通運、屋久島電工)

 

物流環境啓蒙賞
「環境物流サプライチェーンマネジメントシステム(環境負荷低減システム)」(国分)

「東日本大震災における発生災害廃棄物輸送の取り組み」(DOWAエコシステム、同和通運、JR貨物)

 

物流環境特別賞
「太陽光モジュールの輸送効率向上と環境負荷低減」(ソーラーフロンティア)

「路面電車を利用した低炭素型集配システムによる環境の取り組み」(京福電気鉄道、ヤマト運輸)