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日本郵船、ブラジルで2隻のFSPO契約を締結

2013年7月17日 (水)

ロジスティクス日本郵船は17日、合弁会社を通じ、ブラジル国営石油会社「ペトロブラス社」を開発オペレーターとするブラジル沖BM-S-11コンソーシアムとの間で、2隻のFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の用船と操業を請け負うオペレーション・サービスの契約を締結した、と発表した。

期間は20年間の長期にわたり、同社にとっては2隻目、3隻目のFPSO事業となる。

契約は、日本郵船が三菱商事と共同で設立した合弁会社(出資比率は日本郵船48.72%、三菱商事51.28%)を通じ、オランダのSBMオフショア社、ブラジルのケイロス社と共同でFPSOを保有・操業する合弁会社が、ペトロブラス社を中心とするBM-S-11コンソーシアムと、12日にFPSO用船契約を締結したもの。

FPSO2隻は大型原油タンカーを改造して建造し、それぞれブラジル沖合超大水深プレソルト層にあるルラアルト油田とルラセントラル油田の開発に投入される。中国・広州で船体改造後、ブラジル国内造船所で船上プラント機器の搭載工事を終え、2015年後半から16年第1四半期にかけて段階的に原油生産を開始する。