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流通業界のビッグデータ活用を促進

DAL、異なるシステム間のデータ連携ツールを26日発売

2014年3月25日 (火)
DAL、異なるシステム間のデータ連携ツールを26日発売

ドラッグ&ドロップ操作が可能なマッピングツール

サービス・商品データ・アプリケーション(DAL)は25日、データハンドリングプラットフォーム「RACCOON」(ラクーン)を26日から発売すると発表した。

RACCOONは、これまで大半が手組み開発となっていた異なるシステム間のデータ連携、データ移行、システムマイグレーションに必要なデータ変換やフォーマット変換、文字コード変換などのデータハンドリングを、プログラミングなしで実現するツール。

同社は昨年5月にRACCOONを開発し、パートナー企業による試験導入を通じて得た評価を基に機能改善を実施。試験導入では、特に複数ファイルからのデータ抽出・ソートなど事前処理に手間がかかる電子帳票システムや、EDIシステムと基幹システムとのデータ連携で不足していたデータ変換、データ加工の開発効率を大幅に高めた。

この結果、「複雑なニーズに確実に対応できる有効なソリューション」として、パートナー各社からいち早くRACCOONを適用した帳票ソリューションやサービスが提供されることとなった。

同社では、パートナー企業とともに、RACCOONとの組み合わせによるソリューションやサービスを段階的に展開していく。

流通・小売業界では、POSデータやポイントカード情報などの購買履歴から顧客データを分析し、売上向上・効率化に役立てる動きが活発化しており、RACCOONを「各種データを収集しBIシステムに受け渡すデータハンドリングツール」(簡易ETL)として利用することで、ビッグデータの活用を促進する。

販売価格は300万円(税別)で、開発用ライセンスは200万円。社内外問わずシームレスなデータ連携が重要視され、データハンドリングを効率化するニーズが高まっていることから、同社はEAI、BPM、ETL、BIシステムを構築する企業、SI企業に向けてメリットを積極的にアピールし、初年度50システムの販売を目指す。