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中小サプライヤーとの取引カバー

DAL、流通BMS準拠のEDIシステムを開発

2014年3月4日 (火)

サービス・商品データ・アプリケーション(DAL)は4日、企業間取引業務全般に適用できるWeb-EDI(電子データ交換)システムを容易に構築可能なJavaベースのWeb-EDIシステム基盤「ACMSウェブフレーマー」のオプション製品として、消費財流通業界のEDI標準仕様となっている流通BMSに準拠したWeb-EDIアプリケーション「流通BMS対応Web-EDIテンプレート」をリテイルサイエンス(東京都渋谷区)と共同開発し、5月から提供を開始すると発表した。

ACMSウェブフレーマーは、データ・アプリケーションが昨年9月から発売開始した製品で、取引用WebサイトにログインするためのID・パスワードやセキュリティなどを管理するユーザ管理機能、業務管理者や業務担当者のアクセス状況を記録する業務ログ管理機能などの機能を完備したWeb-EDIシステムを短期間で構築し、運用を容易にするためのシステム基盤。

これまで、その上で動く業務アプリケーションは、取引業務を想定したサンプル・アプリケーションをベースにして導入ユーザーやシステムインテグレーターが個別に開発する必要があったが、新しいオプション「流通BMS対応Web-EDIテンプレート」は、流通BMSのメッセージ標準に準拠した取引に必要なWebアプリケーションを標準で提供する。

同社は、EDIパッケージ・ソフトウェアとして、企業内外のシステム、アプリケーションをシームレスに連携することをコンセプトにしたB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X」、企業間のデータ連携をスムーズに行う環境を容易に構築できるB2Bサーバ「ACMS B2B」の2製品を提供しており、いずれも流通BMSの通信手順(JX手順)やebXMLMS、EDIINT AS2に対応している。今回、Web-EDI用の「ACMSウェブフレーマー」に「流通BMS対応Web-EDIテンプレート」を追加することで、大手企業との取引だけでなく、中小規模のサプライヤーとの取引もカバーできる総合的な流通BMS対応のEDIシステムを提供できるようになった。

同社は「流通BMS対応Web-EDIテンプレート」をWeb-EDIシステム基盤であるACMSウェブフレーマー上でのテンプレート開発計画の第一弾に位置付けており、「今後もビジネス・パートナーとの協業をベースに流通業に限らず製造業など他業界向けテンプレートの開発も推進していく」としている。

■「ACMSウェブフレーマー」の詳細は下記URLを参照。
http://www.dal.co.jp/webframer