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中国電力、燃料油タンク点検の無人化検証

2026年9月25日 (金)

荷主KDDIスマートドローン(東京都千代田区)、中国電力、中電工業(広島市南区)は24日、中国電力の玉島発電所(岡山県倉敷市)で、自律飛行型ドローンを使った燃料油タンクの巡視点検実証を開始したと発表した。運転員が行っている燃料油タンクの巡視点検をドローンで代替し、設備異常の早期発見や点検作業の効率化、安全性の向上を検証する。

対象は直径40.6−46.4メートル、高さ16.5−25メートルの重油・原油タンク6基。運転員が遠隔から指示すると、構内のドローンポートから機体が離陸し、あらかじめ設定したルートを自律飛行する。タンク本体や配管などを自動撮影し、運転員が映像から変形や腐食、漏油の有無を確認して設備の状態を判断する。

これまでの巡視では、運転員がタンクの屋根へ昇降するなど高所での作業が必要だった。ドローンで巡視点検を代替することで、こうした作業を減らし、転倒や熱中症などのリスク低減につなげる。実証では撮影した映像・画像が設備の健全性判断に利用できるかに加え、通信回線の安定性や、同じ地点・画角を繰り返し撮影する自律飛行の再現性を確認する。

中国電力は点検内容の設定や設備状態の判断、中電工業は飛行ルートの設定や操作指導、KDDIスマートドローンは機体・機器の提供と通信回線の整備を担う。実証は26年度末まで実施し、27年度に玉島発電所での本格運用開始を目指す。その後は中国電力のほかの火力発電所への展開も検討する。

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