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日立、AIロボティクスの中核モデルを共同開発

2026年9月30日 (水)

荷主日立製作所(東京都千代田区)は29日、ドイツ・ミュンヘンに本社を置くAgile Robots SEと、AIロボティクスの中核となるAI(人工知能)モデルを開発する協創パートナーシップに基本合意したと発表した。両社のAIモデルを融合し、人の熟練技能や判断に依存してきた複雑な作業や生産プロセスの早期自律化を目指す。

▲Agile RobotsのヒューマノイドロボットAgile One(出所:日立製作所)

日立は、熟練作業者の暗黙知を短期間で習得できるフィジカルAIモデルを開発してきた。今回の協創では、このモデルと、Agile Robotsが自動車製造やヘルスケア、データセンターなど幅広い産業の生産プロセスで実績を持つ汎用的なAIモデルを融合する。ロボットが実世界を認識・判断し、柔軟に行動するための「頭脳」となるAIモデルの強化を加速する。

さらに、ロボットの視覚や触覚に相当する情報を高速かつ低消費電力で処理できる日立のエッジAI半導体と、Agile Robotsのロボティクス技術を組み合わせる。変化する環境をリアルタイムに認識し、自律的かつ柔軟に行動できるロボットの実用化を進める。

製造現場では、部品の取り扱いや設備への供給、加工・組み立て、工程切り替え、工程間搬送など、状況や対象物の変化に応じた判断が必要な作業・工程への対応が、従来の固定的な自動化設備では困難となっている。ピッキングやラインの段取り替えなどは、依然として人手に大きく依存しているという。

日立は、協創で開発するAIモデルに産業現場の知識やノウハウを学習させ、製造現場に実装可能なフィジカルAIへ進化させる。次世代ソリューション群「HMAX Industry」としてグローバルに展開し、人手不足などの課題解決と製造現場の自律化につなげる。

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