サービス・商品スペースデータ(東京都港区)は1日、ロボットの導入・運用・学習を支援する基盤「RobotBrain(ロボットブレイン)」の提供を開始したと発表した。工場や物流倉庫などを仮想空間に再現し、ロボットの機種や台数、配置、制御、安全条件などを導入前に検証した上で実機に反映する。現場で得た稼働データを再び仮想空間に戻し、継続的な運用改善につなげる。
RobotBrainは、仮想空間で構成や制御を検証する同社の既存基盤「SpaceBrain」と現場のロボットを接続する。導入前には、ロボットや車両の経路、相互の干渉、必要台数、充電設備との連携などを仮想空間で確認できる。実際の走行や作業、異常に関するデータをモデルに反映し、運用計画などの改善案を現場やロボットに配信する仕組みも備える。

(出所:スペースデータ)
複数メーカーのロボットやセンサーを共通の接続層で管理できる点も特徴で、倉庫管理など既存システムを置き換えず、標準データモデルとAPIで接続する。時刻や位置、設備、ロボット、作業に関する情報を統合し、異なる機種を組み合わせた運用にも対応する。
対象には自律走行搬送ロボット(AMR)や自動フォークリフト、四足歩行ロボット、ドローン、ロボットアームなどを含む。導入前検証のほか、複数ロボットの運用最適化、AI(人工知能)の学習データ生成、遠隔操作や異常時対応の訓練にも利用する。
導入では仮想空間で小さく試した後、実環境で検証し、うまくいった型を他の拠点や施設などへ横展開する方式を基本とする。スペースデータは物流・倉庫をはじめ、建設・住宅、不動産・ビル管理、空港・鉄道、電力・プラントなどで導入を進め、現場の省人化・無人化を支援する方針だ。
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