サービス・商品スペースデータ(東京都港区)は2日、倉庫内の物流作業やロボット導入を仮想空間で検証できる「物流の空間知能化パッケージ」を提供すると発表した。360度カメラで撮影した実際の倉庫を3Dで再現し、入荷やフォークリフト作業、冷凍・冷蔵、ロボット搬送、自動倉庫などをパソコンやスマートフォンのブラウザー上で操作できる。
物流現場では人手不足を背景に、ロボットや自律搬送機器の導入、倉庫レイアウトの見直しが進む一方、実際の現場を止めて機器の配置や動線を試すことは難しい。同パッケージでは、棚や機材の配置変更、搬送ロボットの導入、人とフォークリフトが交錯する状況などを仮想空間で確認できる。新人・安全教育にも活用し、死角や冷凍・冷蔵室の扉の閉め忘れといった危険場面を現場で発生させずに体験できる。

(出所:スペースデータ)
入荷作業では2トンウイング車から313キロのパレットを取り出し、入荷置き場へ運ぶ一連の工程を再現する。フォークリフトは手動運転と自動運転を切り替えられる。人型ロボット10体による段ボール搬送やAMR(自律走行搬送ロボット)10台による台車搬送のほか、90区画の自動倉庫で入出庫やピッキング、戻り入庫を模擬できる。人や障害物を検知した場合に停止する動作も再現する。
機材カタログから自動倉庫やロボットを配置し、レイアウトや機器配置を検討する機能も備える。温度や扉の開閉などのセンサー情報は、実際のセンサー値に差し替えられる設計とした。スペースデータは今後、実物のセンサーやロボットとの連携を進め、物流現場の省人化・無人化を支援する。
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