サービス・商品スペースデータ(東京都港区)は27日、工場内の空間や機械、ロボット、人の動きを再現し、設備配置や動作を検証できるデジタルツインを開発したと発表した。360度カメラで撮影したデータを基に工場を再構築し、スマートフォンやパソコンのブラウザーから操作できる。

(出所:スペースデータ)
工場や物流倉庫で新たな機械やロボットを導入する際には、設置スペースや既存設備との干渉、作業者の動線、安全範囲などの確認が必要となる。今回のデジタルツインでは、専用ソフトを導入せずに仮想空間上で設備を配置し、導入前の検証を行えるようにした。
仮想空間には、プレス機やクレーン、フォークリフト、協働ロボット、搬送AMRなど22点の汎用3Dモデルを用意。フォークリフトによるパレットの持ち上げや、AMR(自律走行搬送ロボット)による台車搬送、人や物を検知した際の停止などを物理演算で再現する。設備は10センチ単位で位置を、15度単位で向きを調整でき、既存設備や壁との重なりも確認できる。
同社は製造業に加え、物流や建設事業者での利用を想定する。今後は、工場や倉庫ごとのデジタルツインを短期間で提供できる基盤を整備し、フィジカルAIの開発・検証環境としての活用も進める。
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