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福島産アンモニアを地産地消、レゾナックが輸送

2026年10月2日 (金)

荷主レゾナック(東京都港区)は10月2日、旭化成と日揮ホールディングスが実施するグリーンアンモニアの実証プロジェクトに、供給事業者として協力すると発表した。日揮ホールディングスが福島県浪江町の実証プラントで製造したグリーンアンモニアを購入し、県内の火力発電所へ供給する。既存の顧客ネットワークや物流機能を活用し、アンモニアの安全輸送も担う。

プロジェクトは、旭化成と日揮ホールディングスが新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業として実施している。福島水素エネルギー研究フィールドで製造する再生可能エネルギー由来の水素を原料に、日揮ホールディングスが浪江町の実証プラントでグリーンアンモニアを製造する。プラントの製造能力は日量4トンを予定している。

▲福島県浪江町のグリーンアンモニア実証プラント全景(出所:レゾナック)

レゾナックはグリーンアンモニアを日揮ホールディングスから購入し、9月から県内の火力発電所への供給を順次開始した。供給先にはJERA広野火力発電所、広野IGCCパワー、常磐共同火力勿来発電所、相馬共同火力発電新地発電所、東北電力原町火力発電所が含まれる。

供給したグリーンアンモニアは、火力発電所で排煙脱硝に使用する予定だ。排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)をアンモニアと反応させ、窒素と水に分解する用途に使う。

レゾナックは90年以上にわたって蓄積してきたアンモニア供給の知見と物流機能を生かし、福島県内で製造したグリーンアンモニアを県内の需要家へ届ける地産地消モデルに寄与する。

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