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日揮HD、浪江でグリーンアンモニア製造開始

2026年1月27日 (火)

荷主日揮ホールディングス(日揮HD、横浜市西区)は27日、福島県浪江町に建設したグリーンアンモニア製造技術の実証プラントで、アンモニアの製造を開始したと発表した。製造したグリーンアンモニアは、販売先(オフテイカー)を通じて、近隣の火力発電所へ供給する計画としている。

▲実証プラントの全景(出所:日揮ホールディングス)

今回稼働を開始したのは、浪江町棚塩産業団地内に建設した「浪江グリーンアンモニア統合制御実証フィールド(NAMICS)」で、再生可能エネルギー由来の水素を原料としたグリーンアンモニア製造技術の実証を行う。プラントは2023年10月に着工し、25年11月に完成。試運転を経て、1月上旬から本格的な製造を開始した。

本プラントでは、近隣の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)から供給される再生可能エネルギー由来の水素を使用し、日量4トンのアンモニア製造能力を備える。運転期間は26年度末までを予定しており、再生可能エネルギーの変動に対応したアンモニア製造を可能にする統合制御システムの検証と改良を進める。

▲アンモニア合成設備(出所:日揮ホールディングス)

本事業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業の一環として、日揮ホールディングスと旭化成が共同で進めている。実証で得られた知見は、旭化成が27年度以降に計画する大規模グリーンケミカル実証プラントでの活用を想定している。

製造したグリーンアンモニアは、レゾナックを通じて近隣の火力発電所に供給され、排煙脱硝用途として利用される予定だ。再生可能エネルギー由来原料を活用したアンモニア供給は、発電分野における低炭素化の選択肢の一つとして位置づけられている。

同社は本プロジェクトを通じて、効率的かつ安定的なグリーンアンモニア製造技術の確立を進めるとしており、アンモニア製造プロセスの低炭素化に寄与する取り組みを継続するとしている。

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