拠点・施設横浜市港北区で開発が進められてきた大型マルチテナント型物流施設「SOSiLA横浜港北II」が竣工し、2日に竣工式が行われた。関係者による神事に続いてテープカットを実施し、新たな物流拠点の完成を祝った。
同施設は、住友商事とプライムライフテクノロジーズ(PLT、東京都港区)グループのトヨタホーム、ミサワホームによる共同開発。住友商事が取得していた土地と、トヨタホーム側が保有していた隣接地を一体開発した。

竣工式であいさつした住友商事都市総合開発グループCEOで常務執行役員の本田之仁氏は、物流施設ブランド「SOSiLA」(ソシラ)が「人と社会をつなぐ新しい物流施設」をテーマに全国で開発を進めており、同施設が24物件目になると説明。「今後もさらなる拡大を見据え、全国での物流施設開発に注力していく」とした。
施設は、首都高速神奈川7号横浜北線・馬場IC(インターチェンジ)から4キロ、第三京浜道路・港北ICから7キロに立地する。延床面積は11万1600平方メートルと、ソシラシリーズでも最大級の物流施設となる。地上4階建てで、ダブルランプウェイにより1階から4階まで大型車両が直接接車できる。
また、施設内にはソシラとしても初めて3か所のラウンジを設置、施設内の作業者の労働環境にも配慮した。
住友商事はソシラの開発で「消費地近接型」を一つのコンセプトとして掲げている。今回も人口集積地に近いことで、店舗など配送先までの距離を短縮し、配送コストを抑えながら配送密度を高められることが入居企業にとってのメリットになると説明した。すでに5社の入居で満床の稼働となり、食品や飲料、一部機械関連など幅広い貨物の取り扱いを想定する。
施設の特長の一つが、本棟とは別に設けた危険物倉庫だ。
建築防水材料などを扱うジャパンマテリアル(大阪府吹田市)が使用する予定で、防水用接着剤など建設資材系の商品保管を想定する。
住友商事担当者は、ソシラとして今回で危険物倉庫3件目となる経験値を生かし、危険物倉庫自体の供給が未だに少ないことにも着目したと説明。「そこをフックに本体倉庫にも良いリーシングが及ぼせたら」と、単なる付帯設備ではなく、施設全体のテナント誘致につながる機能として企画したことを明かした。
また、施設は消費地に近く、隣接地には大型商業施設、周辺には住宅地も広がる。このため開発では、物流効率だけでなく地域との共生にも配慮したという。
敷地西側が通学路となっていることから、トラックなどの車両は北側から東側へ流す動線を採用。敷地内に待機場を設け、周辺道路への車両滞留を抑えるほか、西側には地域住民も利用できるコミュニティーパークを整備するなど、物流と住宅、両方の知見が取り込まれた施設となっている。

▲「SOSiLA横浜港北II」
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