国際中南米で物流不動産を展開するロジスティック・プロパティーズ・オブ・アメリカズ(LPA、コスタリカ)は5日、コロンビア・ボゴタの物流施設「Parque Logistico Calle 80」内の収益物件を、金融大手バンコロンビアに5000億コロンビアペソ、1億5200万ドル相当で売却する契約を締結したと発表した。取引完了は2026年第4四半期初めを見込む。
売却対象は満床稼働する5棟で、延床面積は126万平方フィート。多国籍企業が入居している。売却価格は稼働中の賃料収入に対して8.2%のキャップレートに相当し、直近の外部鑑定評価額との差は5%以内という。LPAは税引き後で7000万ドルの手取り資金を見込み、成長分野への再投資に充てる方針だ。
LPAによる安定稼働物件の売却は26年で3件目。すでにペルーの「Parque Logistico Lima Sur」を1億4500万ドルで売却したほか、コスタリカの「Bodegas Aurora」を660万ドルで売却すると発表しており、完了済みと公表済みを合わせた取引額は3億ドルを超える。
同社は売却資金を、メキシコと米国を結ぶ主要物流回廊の1つである連邦高速道路57D沿線など、より高い投資収益が見込める地域へ振り向ける考え。メキシコを優先成長市場と位置付け、資産保有を抑えつつ開発や運営機能を生かす資本効率型の事業モデルへの移行を進める。
一方、Calle 80では売却後も108万平方フィートを開発可能な造成済み用地を保有する。道路や電力などのインフラ整備は済んでおり、新たな施設開発を継続する予定。LPAは施設管理も引き続き担い、バンコロンビアから賃料収入の1.5%に相当する管理報酬を受け取る。資産を売却しながら開発用地と運営機能を残すことで、コロンビア事業を継続しつつ投下資本の圧縮を図る。
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