調査・データ米国トラック協会(ATA)は7日、2026年版の運転者報酬調査を公表した。2025年は貨物需要の低迷や運賃下落、コスト上昇が続くなかでも、主要分野でトラック運転者の賃金上昇が続いた。調査対象の過半数の事業者は26年も追加の賃上げを計画しており、人材確保を巡る競争が続いている。
調査は130超のフリートを対象とし、従業員ドライバー14万人超、独立請負運転者9000人のデータを集計した。不定期運行のドライバン運転者では、25年の年間報酬中央値が7万3639ドルとなり、23年比で8.3%上昇した。専用路線のドライバーも同4.2%増え、不定期運行を上回る水準を維持した。
LTL(小口混載)では、幹線輸送ドライバーの年間報酬中央値が8万5000ドル、地域配送ドライバーが7万2942ドルとなった。自家用フリートではドライバン専用路線の年間報酬中央値が7万5000ドル超となり、タンク車や冷凍車の運転者はさらに高い水準だった。
独立請負運転者の年間総報酬中央値は、トラックロード事業者で17万ドル超、自家用フリートでは20万ドル超だった。営業用トラックロード事業者の74%は長時間待機に対して運転者へ手当を支給していた。一方、採用時の中央値ベースのサインオンボーナスは500ドル減の2000ドルとなった。
地域別では、北東部のドライバン運転者が7万8000ドル超で最も高かった。ATAは、貨物市場が回復局面に入るなか、安全で経験のある運転者の確保を巡り、賃金水準の重要性がさらに高まるとみている。
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