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日本発は2.2%増にとどまる、ゼポ調べ

3月のアジア初米国向けコンテナ、反動増で25%アップ

2014年4月11日 (金)

調査・データ米国調査会社のゼポ(ミネアポリス)が11日に発表した米国貿易統計分析速報によると、3月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績は、アジア主要10か国発のTEUが前月から5.1%増、前年比25.2%増の100万TEUとなった。昨年3月が春節後の落ち込みが20%と大きかったこともあり、前年比で大幅に伸びた。1-3月の累計は6.3%の増加。

3月のアジア初米国向けコンテナ、反動増で25%アップ

米国向け世界合計も、アジア発に加えて、欧州発と南米発の前年比がそれぞれ18%、22%増、中米発とカナダ発もそれぞれ7%、2%増となり、世界全体では19%増(前月比12%増)の171万TEUで、昨年4-6月並のレベル(平均173万TEU)となった。

1-3月累計の前年同期比は7%増で、アジア発の6割を占める中国発は前月比3%増、前年比35.6%の大幅増を示したが、香港(15.7%)、台湾(25.5%)、シンガポール(41.8%)、ベトナム(22.3%)、タイ(29.8%)も2桁の伸びを記録。特にベトナムなどからのトランシップ比率が高いシンガポールは42%増だった。

一方、韓国(3%)、日本(2.2%)、マレーシア(5.1%)、インド(1.1%)は一桁の伸びにとどまり、韓国と日本の自国分を表す荷受け地ベースの前月比は、それぞれ21.9%、11.9%、前年比は9.4%、2.6%といずれも増加となったものの、両国の差が目立った。

また、日本直航分と釜山TS分を1-3月累計前年同期比でみると直航分が2.4%増だったのに対し、TS分は25.9%増と増勢が続いた。