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ゼポ調べ

日本発米国向けコンテナ輸送、釜山TSが大幅増

2014年6月13日 (金)

調査・データゼポ(米国ミネアポリス)は13日、米国税関ACEB/L統計データを基に5月分のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績をまとめ、発表した。

▲アジア10か国・地域発米国向けコンテナ荷動き(出所:ゼポ)

▲アジア10か国・地域発米国向けコンテナ荷動き(出所:ゼポ)

アジア主要10か国発のTEU(B/L・LoadingPort/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前月から4.2%増、前年比7.5%増の119.6万TEUとなった。5月としては、2006年の118.9万TEU、07年の118.4万TEUのリーマンショック前を越える水準となった。

FROB含む米国向け世界合計も、アジア発の増勢に加えて欧州発と南米発の前年比がそれぞれ4.2%、9.9%増、カナダ発は34.5%増と8.1%減の中米を除いて全体的に好調で、世界全体では前年比5.2%増(前月比1%増)の187万TEUとなった。

アジア発の6割を占める中国発は前月比7.5%増、前年比8%増で、韓国(5.7%増)、香港(9.3%増)、シンガポール(2.1%増)、マレーシア(17.3%増)、インド(19.3%増)もプラス。一方、台湾が3か月ぶりに7.2%のマイナスとなり、ベトナム、タイはそれぞれ3.6%、9%の2か月連続マイナスとなった。

日本発は、直航分が0.3%増と横ばいで、かろうじて4か月連続プラスを維持したものの、釜山経由のトランシップが22%の大幅増となった。日本発直航分の米国港別の前年比は、ロスアンゼルス、ロングビーチ向けがそれぞれ1.2%、5.8%減となったのに対し、タコマ、シアトル、オークランド向けはそれぞれ17.1%、3.3%、14.1%の増加、サバンナ向けは7.6%減、ノーフォーク、ニューヨークはそれぞれ19.7%、49.6%増えた。