ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ゼポ調べ

アジア発米国向けコンテナ、6月としては過去最高

2014年7月14日 (月)
アジア発米国向けコンテナ、6月としては過去最高

▲アジア10か国・地域発米国向けコンテナ荷動き(出所:ゼポ)

調査・データゼポ(米国ミネアポリス)は14日、米国税関ACEB/L統計データを基に6月分のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績をまとめ、発表した。

アジア主要10か国発のTEU(B/L・LoadingPort/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前月から2.3%増、前年比12.3%増の122万TEUとなった。6月としては、統計の発表が開始された2003年以来の最高で、1月から6月の累計も前年比7.6%増となった。

米国向け世界合計は、アジア発以外も欧州発が17.2%増、中米発5%増、南米発15.7%増、カナダ発3.4%増といずれも好調で、全体として6月分は11.2%増(前月比1.2%増)の189万TEU、1-6月累計では7.6%増(1067万TEU)となった。

アジア発の6割を占める中国発は前年比8%増と4か月連続の増勢に加え、横ばいだった香港を除く8か国がすべてプラスで、韓国7.5%増、台湾28.9%増、シンガポール6.7%増となった。

4-5月がマイナスだったベトナムとタイはそれぞれ32.2%増、3.9%増と伸びた、昨年末から連続プラスのマレーシア、インドもそれぞれ48.1%増、5.2%増となった。特にベトナムが荷受け地ベースでは、初めて韓国を抜いて2位にランクされた。

日本発直航分も12.9%増と5か月連続のプラスで、釜山経由トランシップ(TS)分は11.2%増と例月通りの増勢を保った。

日本発直航分の米国港別の内訳は、2港で6割を占めるロスアンゼルス、ロングビーチ港がそれぞれ16.2%増、5.3%増で、2割のタコマ港が14.7%増、4%強を占めるサバンナ港はが2.1倍増だった。