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ゼポ調べ

日本発米国向けコンテナ輸送が3か月連続で増加

2014年5月13日 (火)

国際ゼポ(米国ミネアポリス)は13日、米国税関ACEB/L統計データを基に4月分のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績をまとめ、発表した。

それによると、アジア主要10か国発のTEU(B/L・LoadingPort/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前月から13.4%増、前年比8.5%増の115万TEUとなった。4月としては12年の111万TEUを上回り、07年の116万TEUと並ぶレベルとなった。

米国向け世界合計(FROB含む)でも、アジア発の増加に加えて欧州発と南米発の前年比がそれぞれ11.1%、10.9%増、カナダ発は20.3%増と好調。世界全体では前年比7.2%増(前月比8.1%増)の1851万TEUとなった。

アジア発の6割を占める中国発が前月比3.1倍増、前年比8.5%増と全体をけん引したが、香港(9.3%)、台湾(17.3%)、日本(3.8%)、シンガポール(2.1%)、マレーシア(14.7%)インド(13.6%)――も、いずれも前月に続いてプラスとなった。韓国、ベトナム、タイは前年比でそれぞれ3.1%、10.9%、8%の減少となった。

日本発は3か月連続のプラスで、直航分の3.8%増に対して釜山経由のトランシップは7.3%増だった。日本発直航分の米国港別の動向は、ロングビーチ向けが前年比20%の増加に対して、ロスアンゼルス向けが1%増、タコマとシアトル向けがそれぞれ8%、2%の減、サバンナ向けは30%増となった。

5月5日に発表された、米国商務省3月貿易統計によると、アジア発米国向け主要品目の2-3月動向は、昨年同時期に比べて3月が重量・価額ベースでそれぞれ16.4%、12.5%増と好調だった。

日本発米国向けコンテナ輸送が3か月連続で増加