第一三共、米国子会社が包装工場を取得

拠点・施設第一三共は16日、米国子会社の第一三共INC.が包装業界大手のアムコール社（オーストラリア・ビクトリア州）から米国・ペンシルベニア州の工場を取得することになったと発表した。

これにより、第一三共INC.は初めて自社の生産拠点を所有することになり、取得する既存設備を一部追加投資して再整備し、新規に工場を建設するよりも高い費用対効果で製品供給能力を強化する。

今夏から初秋頃をめどに稼働開始し、高血圧症治療剤ベニカー、エイゾール、高コレステロール血症治療剤・2型糖尿病治療剤ウェルコールなどの一部製品の包装工程を担う。

将来的には、全米で販売する全製品の包装と一部製品の生産を行う体制を整える。第一三共INC.は、米国での事業基盤を強固にするとともに、グローバルサプライチェーン機能の強化を図る。