サービス・商品iPadなどのタブレットを利用したPOSレジ「スマレジ」を展開するプラグラム(大阪市中央区)は15日、中小店舗向けにRFID値札(非接触型ICチップ搭載値札)を用いて在庫管理ができるサービスを開始すると発表、新機能のリリースに先立ち、モニター企業の募集を開始した。
スマレジは、レジ機能のほかに顧客管理・在庫管理・勤怠管理などの機能拡張が可能な小売・飲食業向けの統合業務ツールで、在庫管理業務の効率化を図るため、小売業に向けてRFID値札を使った在庫管理ができる新機能を9月に開始する。
RFID値札を導入するには使用している値札の変更や周辺機器の追加など多くの準備が必要なため、主に大規模店舗が利用しているにとどまり、中小店舗には導入のハードルが高く浸透していない。しかし、RFID値札を埋め込んだ値札に差し替えることで、専用のRFIDリーダーを使うと、非接触で商品情報を識別することができるようになり、棚卸や商品管理の手間を大幅に削減できるという。
同社では、新機能のリリースに先行して試験導入の協力企業を募集する。対象は、バーコードによる品番管理をしているアパレル・小売業でスマレジと在庫管理オプションを利用中か、利用予定の企業。今月末に応募を締め切り、打ち合わせなどを経て8月初旬からモニター企業での試験稼働を開始する。
■スマレジ
http://smaregi.jp/