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負債額推定2億円

キョーエイ運輸(福岡)が自己破産申請準備、TDB調べ

2014年4月16日 (水)

M&A帝国データバンク(TDB)によると、キョーエイ運輸(福岡県太宰府市)は3月31日に事業を停止し、4月3日までに黒川忠行弁護士(福岡市中央区)に事後処理を一任、自己破産申請の準備に入っていたことが判明した。

同社は、1971年6月に設立した貨物自動車運送業者で、96年4月に須恵共栄運輸から現商号に変更した。鉄鋼材などの建設資材を主体に、コンテナ、一般雑貨などの運送も手掛け、01年3月期には売上高2億5000万円を計上した。

しかし、その後は建設不況のあおりで取り扱い貨物量が減少し、11年3月期の売上高は1億4000万円にダウン。収益も低迷していたうえ、関係会社の高千穂運送(同住所、11年7月解散)の債務を引き継いだこともあって資金繰りがひっ迫していた。近年は建設需要の増加を背景に売り上げは盛り返していたものの、燃料費高騰に伴う採算悪化が響き、事業継続を断念した。帝国データバンクでは「負債は現在集計中だが、推定2億円」としている。