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陽明海運、日本発着のアジア域内サービスを拡充

2014年5月2日 (金)

ロジスティクス台湾の陽明海運は2日、今月から日本-アジア域内サービスで他社との協調を拡大し、輸出入サービスを拡充、投入船を大型化して輸送ニーズの増大に対応するとともに、航路採算の改善を図ると発表した。

同社が1050TEU型2隻を投入して九州-韓国-台湾-香港-華南を単独運航しているPASサービスにT.S.ラインズ(香港)が参画して2社協調配船に切り換え、自社投入船を1800TEU型に大型化。

T.S.ラインズの1576TEU型1隻との2隻による門司-博多-釜山-光陽-基隆-台中-高雄(月・火)-香港(水・木)-蛇口-厦門(金・土)-基隆(土・日)-門司のローテーションに改編、台中寄港も開始する。

また、陽明海運が1800TEU型3隻を投入して単独運航している日本-台湾-香港-フィリピン-台湾-華南のJTSサービスに、T.S.ラインズが2500TEU型1隻を投入し、陽明海運の投入船2隻も2800TEU型に大型化、2500-2800TEU型3隻による名古屋(水・木)-東京(木・金)-千葉(金・土)-横浜-基隆-高雄(水・木)-香港-マニラ・サウス(日・月)-マニラ・ノース(月・火)-香港(木・金)-蛇口(金・土)-厦門(土・日)-名古屋に拡充する。

さらにワンハイラインズ(台湾)・エバーグリーン(同)が1700TEU型3隻を投入し、協調している日本-台湾-フィリピン航路(JTPサービス)のワンハイのスロットを借り受け、大阪(水・木)-神戸(木・木)-清水-横浜-東京(土・日)-台北-台中-香港(HIT)-蛇口-マニラ・ノース-マニラ・サウスのサービスを開始する。

ワンハイと陽明海運のJTSサービスのスロット使用を交換することによるもので、これらの協調、スロット交換により、陽明海運のアジア域内サービスは京浜、阪神、名古屋の主要5港に加え、千葉、清水、門司、博多と台湾の台北も直接寄港するサービスを提供する。

JTPサービスの開始は5月7日大阪入港の「ワンハイ267」(Voy.S184)から。