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負債額約1億5000万円見込み、TDB調べ

シンセイ運輸(鹿児島)が自己破産申請を準備

2014年5月7日 (水)

M&A帝国データバンク(TDB)は7日、シンセイ運輸(鹿児島市)が4月30日に事業を停止し、事後処理を馬場竹彦弁護士(名山町)に一任、自己破産申請の準備に入ったと発表した。

同社は、1960年9月創業、75年1月に法人改組した一般貨物運送業者で、鹿児島から福岡、関西方面の長距離便を主体とした運送を行っていた。受注形態としては大手運送業者の下請が主体で、単価条件的に厳しく、収益性に課題を抱えての展開であった。

10年、13年と違反行為による事業所停止など行政処分が続き、対外信用の面でも心許ない状況にあったほか、同社単体で裏付けとなるような資産がなく、資金調達力にも限界があり、自力での再建を断念、今回の事態となった。

負債は1億5000万円程度の見込み。