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統合後の社名は「乾汽船」

イヌイ倉庫と乾汽船が10月1日付で合併

2014年5月12日 (月)

M&A乾汽船とイヌイ倉庫は12日に開催した取締役会で、10月1日付で合併することを決めた。存続会社はイヌイ倉庫で、統合後、社名を乾汽船に変更する。統合会社の社長にはイヌイ倉庫の乾康之社長が就任する。

両社は昨年秋から事業関係の強化に向けた会合を重ね、より安定した財務基盤を求めるとともに、「創業の祖」を同じくする両社が海運と倉庫事業を相互に活用する事業展開を目論むことで合意に至り、経営統合を決めたもの。

前3月期決算では、イヌイ倉庫が売上高73億2900万円、営業利益3億2000万円、最終利益1億5600万円、乾汽船が売上高164億8600万円、営業損失12億300万円、最終利益3億8000万円となっており、統合後の売上規模は単純合算で238億1500万円となる。

統合後の経営体制は、乾康之氏が代表取締役社長、現乾汽船取締役の乾隆志氏が取締役、現イヌイ倉庫常勤監査役の控井達夫氏が監査役にそれぞれ就任するほか、社外取締役3人、社外監査役2人を選任する方針。

執行体制は、海運事業を乾隆志氏が、倉庫事業を乾康之氏がそれぞれ担当し、コーポレート部門は現乾汽船代表取締役常務の阿部健二氏が管掌する。