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第一貨物と久留米運送、車両相互利用を拡大

2014年5月19日 (月)

ロジスティクス第一貨物と久留米運送はこのほど、車両相互利用便の2便体制化を実施した。昨年10月1日から開始した車両相互利用便で、従来の第一貨物天童支店と久留米運送飯塚支店間の輸送に加え、5月8日から第一貨物山形支店と久留米運送飯塚支店間でも輸送を開始、2便体制にしたもの。

第一貨物、久留米運送、トナミホールディングスは2012年9月に、3社の合弁による「ジャパン・トランズ・ライン」(JTL)を設立し、3社の関東-関西間の幹線運行の一部を担っている。その後、3社とJTL間で九州直行便協議を継続し、昨年10月から第一貨物・久留米運送で車両相互利用便を開始している。

5月8日から開始した車両相互利用便の2便目は、第一貨物、久留米運送の車両を相互使用し、運転者の労働時間の改善、輸送の効率化を図るとともに、リードタイムの短縮など輸送品質の向上を図り、輸送サービスの最適化につなげる狙い。

2便目は、第一貨物山形支店から九州向けの荷物を大型車両に積載し、第一貨物、久留米運送が所在する大阪府茨木市の北大阪トラックターミナルで点呼、車両の点検を行い、その後貨物の積み替えを行わずに久留米運送北大阪支店のドライバーが車両を引き継ぎ、久留米運送飯塚支店へ当日中に到着する。

開始当初は九州から山形、東北向けの貨物が1車にならないため、北大阪トラックターミナルで積み替えが必要となるが、将来は物量を確保して貨物の積み替えを行わずに輸送することを目指す。

今後、トナミ運輸も相互の輸送効率化を実現するため、相互利用便への参画を継続検討することにしており、部分的な施設面の共用化や共同配達も協議することで、規模の効果の拡大創出・実現に努めるとしている。