トナミ・第一・久留米、幹線共同運行を開始

ロジスティクストナミ運輸、第一貨物、久留米運送の3社は1日、幹線輸送を共同運行することで合意したと発表した。また、トナミ運輸はモーダルシフトによる久留米運送とのコンテナ輸送で、幹線輸送の効率化を促進することを決めた。

第一貨物、久留米運送、トナミホールディングスは、運行機能の効率化を図るため、2012年9月に3社合弁で「ジャパン・トランズ・ライン」（JTL）を設立し、3社の関東-関西間の幹線運行を一部担当してきた。

その後、3社とJTL間で九州直行便についての協議を継続し、今回の共同運行・モーダルシフトを開始することにしたもの。

具体的には、第一貨物と久留米運送が車両の相互使用により、運転者の労働時間の改善、輸送の効率化を図る。トナミ運輸と久留米運送は、北陸-九州間の輸送のバランスを整える観点から、北陸発九州向け輸送をモーダルシフトによるワンウェイ・コンテナ化し、コスト効率を高める。

第一貨物と久留米運送の取り組みは、第一貨物天童支店（山形県）から、久留米運送飯塚店（福岡県）に向け、運行車両の相互使用による輸送を計画、大阪府茨木市の北大阪トラックターミナルで、シェークハンド運行として10月1日から開始する。今後、状況を見て2便体制への拡大を検討する。トナミ運輸も参加検討を継続する。

この取り組みでは、車両の相互使用だけでなく、部分的に施設面の共用化や共同配達のトライアルも開始している。

トナミ運輸と久留米運送の取り組みでは、トナミ運輸中央支店（富山県）から、久留米運送飯塚店へ、ワンウェイのコンテナ輸送を計画、既に7月から輸送を開始している。